2013年6月25日火曜日

今どきの自衛隊ドラマ




TBSの日曜日午後九時のドラマ『空飛ぶ広報室』が終了。皆さんは見ていましたか。

開始数分、主演の綾野剛を見て皆さんこう思ったでしょう。

「こんな長髪の自衛官、しかもこんな優男の戦闘機パイロットはイネーよ」

戦闘機パイロットはF1ドライバーと同様に、体にかかるGに負けないために全身、特に首を鍛え上げているのです。

午後八時から大河ドラマで演じる松平容保には似ていたけれど、九時から演じるこっちの役にはリアリティの面で問題があったか。

でも容保の役は歴史上しかたがないことだけれど、ずっと眉間に皺を寄せて悲憤慷慨し続けているじゃないですか。こっちの仕事もできて、本人やファンのためには良かったと私は思います。


体を鍛え上げていたといえば、救難隊員の鈴木亮平。これは似合っていたけれど、最近主演した映画の印象が強烈すぎてどうも。

それと、飛行隊長が勝俣州和! こちらは

「アッコさんスゲー! 竹槍でミグを撃墜してる!!」

とか言い出しそうで心配でした。

八時から勝海舟だった人は、九時からは帝都テレビの局舎からついに一歩も出られなく終わってかわいそう。

とはいえ、そんなことを挙げていてはキリがありません。刑事ドラマといい医療ドラマといい、昔から職業もののテレビドラマはどれも詳しい人間が見れば噴飯ものではありませんか。

重要なのは、自衛官が「ドラマになる職業」として認知されたということです。

でも、それが気に入らなかった人たちもいるようですね。朝日新聞とか、赤旗とか。

『空飛ぶ広報室』で右傾化するなら、今度の宮崎駿のアニメを見た子どもたちはどうなっちゃうんですかね。こっちはゼロ戦ですよ~


2013年6月10日月曜日

ゆるキャラで先祖供養

 横須賀市のイベントに行ってきました。

 今どきは自治体のイベントといえば、ゆるキャラが必須ですが、戦艦三笠の横には。



 帝國海軍の末裔が猫になっていました! 東郷平八郎像もびっくりです。

 さらに進むと、横須賀市の公式ゆるキャラ「ぺりりん」が。

 確かに縁が深い人物ですが、砲艦外交で来た外国軍人をゆるくしてしまうのは、どうなんでしょう。
 この調子では、厚木市の公式ゆるキャラとして、コーンパイプをくわえた「まっかーさん」が現れても不思議ではありません。

 さて、横須賀市のゆるキャラはもう一人いるのです。

おぐりん」さん。
 幕末の奉行として横須賀に製鉄所や造船所を築き、発展のいしずえを築いた人物です。
 しかし新政府軍に無実の罪を着せられ、非業の最期を遂げてしまいます。
 そんな彼を「おぐりん」さんとして蘇らせたのは、玄孫にあたる漫画家だそうです。
 子孫が無念をゆるく晴らす。さぞや喜んでいることでしょう。








海自横須賀音楽隊のジャズも聴けて(これが主な目的ですが)満足です♪