2014年2月9日日曜日

被災地の現状

 宮城県の松島かき祭りに行ってきました。 
 陸上自衛隊東北方面音楽隊の演奏を聴くのがおもな目的です。 
 前回、このイベントでの演奏は2011年2月。震災の34日前です。



 この動画の聴衆のうち、どれだけの人々が被災されたかと考えると胸が痛みます。 

 観光地としての松島は、被害が少なかったこともあり、ほぼ復興した印象を受けました。 
 では、他の地区はどうでしょうか。松島海岸駅から、石巻方向の矢本駅までJRのバスで向ってみます。途中のJR仙石線は津波の被害が大きくて、いまだに復旧工事中です。 


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 途中の野蒜駅。駅というよりも、その跡地です。 
 この駅は内陸への移転が決まっているので、この場所では永久に復旧しません。 
 しかし、大きな瓦礫だけが取り除かれたまま、取り壊されることもなくそのまま残っています。 
 駅前にはコンビニがあったそうですが、今はこのような姿です。 



 店内がいまだに震災直後の姿のままだということは、経営者の安否が心配です。 
 この地区は津波の被害が特に大きかったそうで、バスに乗っていても半壊した家屋が多く目に入ります。 



 東京で報道やネットだけを見ていると、避難生活や瓦礫処理が終わりあとは復興、という印象を受けていましたが、実際に訪れてみると実態は違っていたということです。 
 訪れていた数時間のあいだにいろいろ考えさせられることが多い一日でした。 





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